行事内容の紹介
森の里ブログ
2025年11月5日 日々是森の里③ 年間行事 作品展
去る10月27日・28日・29日、年間行事の一つである「作品展」を開催しました。
今年は「水族館」をテーマにした作品を展示しています。
8月頃から準備をして、「塗り絵」「小物制作」「大物制作」「習字」といった作品を利用者さんに少しずつ作っていただきました。
午後のレクリエーションで何度も作品づくりをしたので、「またするの?」なんていう声も聞こえてきましたが、実際に展示された作品を利用者さんがじっくり眺めている様子を見て、「心折れずに頑張って準備して良かったな」と思えたものです。
~利用者さんの声~
「たくさん作ったねぇ」
「私の作品はどこ? 飾ってくれて嬉しい!」
「こんな作品つくったかなぁ・・・全然覚えてないわ(笑)」
来年はどのようなテーマで展示をするのか、今から楽しみです。
(結び)
2025年10月3日 挨拶と触れ合い
デイサービスに来所された利用者さんにすることといえば、まずは「おはようございます」「今日もよろしくお願いします」という挨拶ですよね。
もちろん満面の笑みで、大げさなぐらいの大きな声で、概ね(こういった対応が苦手な利用者さんを除いて)すべての利用者さんに対して行います。
そして相手との信頼関係に応じて、手に触れる、もしくは肩に手をあてる、もしくは背中をさする等をして、触れ合うようにしています。
相手の目をよく見て、手の温もりを通して、いつもとの体調の違いに目を光らせつつ、「私にとってあなたは大切な人なのですよ」と表現しているつもりです。
今どきの人付き合いでは、このような行為は好ましくないかもしれないし嫌われるようですが、こと高齢者の方に対しては有効な交流手段の一つではないでしょうか。
そうそう、挨拶というのは職員間でも非常に大切だと思っています。
自身の体調が良くなかったり、心配事がある時は例外ですが、自分の経験では挨拶をすることによってお互いが気持ちよく仕事をすることができました。
森の里の寮母室では、出勤時から職員間で賑やかな声が飛び交っています。
(結び)
2025年9月12日 人材と人財
このブログでは、共に働く仲間である職員のことを人材ではなく人財と書いています。
森の里の職員は労働をする材料ではなく、施設の財産であるという考えから、「財」という言葉を意図的に使ってるのです。
新聞か書籍か何で見たのかは忘れてしまいましたが、どこかの経営者さん?が人財という言葉を使っているのを読んでから、心に残る言葉になりました。
当施設がということではなく、これまでの経験や知り合いから聞いた話を総合して、介護業界は職員を一つの駒としか思っていない経営者もしくは管理者が多く、離職率が高くなる原因の一つとなっています。
何かの縁で一緒に働くことになったのだから、短期間で辞めることなく長く勤めてもらいたい。
それが森の里のサービスの質の向上につながり、求人広告という無駄な手間が抑えられ、利用者さんやご家族さんからの信頼も得られるようになって、まさに一石三鳥です。
もちろん森の里で経験を積んで、ステップアップしてケアマネージャーになりたい人、将来的に条件のいい他施設で責任ある仕事に就きたい人など、未来を見据えた人財も個人的には入職大歓迎です。
(結び)
2025年8月21日 個人目標
昨年度から個人目標として積極的に取り組んでいるのが、接遇です。
はじめに就職した施設(デイサービス)にて、「介護職は接客業である」と教えられました。
利用者さんは料金を支払ってデイサービスに来所されており、その利用料や税金が私たちの給料となります。
要するに、多くの利用者さんが来ると、私たちの給料が上がります(現実にはそんなに単純ではなく、給料はあがりませんが・・・)。
これまで自分なりに接遇というものを実践してきたつもりです。
森の里での在職年数も長くなり介護職員のリーダーという立場を振り返って、第三者から見て自分が行っている接遇がどうなのかを考えるようになって、個人目標に設定することにしました。
そして今年度の個人目標で、「接遇の取り組みを重視していることを外部に発信する」と追加することになり、このブログの担当となった次第であります。
森の里というデイサービス内だけでなく、総合福祉施設ヘリオスの一員として、他部署・他職種・他事業者・出入り業者さん・来客者さんといった全ての人に対して、職員の手本となる接遇を行うことが施設や地域のためになると信じて、これからも接遇に力を入れていきます。
(結び)
2025年8月8日 日々是森の里② 年間行事 夏祭り
去る7月7日・8日、デイサービス森の里にて年間行事として提供している「夏祭り」を開催しました。
日々のリハビリやお手伝いによって手に入れているゼヨ(施設内通貨)を持って、輪投げや玉入れ、たこ焼きにカキ氷といった縁日を回り、景品を手にしたり飲食をされています。
企画はもちろん職員ですが、事前準備としてお祭り看板や壁飾り作りを利用者さんと一緒に行い、お祭りの雰囲気から参加できるよう取り組みました。
~利用者さんの声~
「子どもの頃を思い出した」
「ゼヨを使って楽しめた。また頑張って稼ごう」
「職員さんも準備お疲れ様でした」
これからも、季節を感じられる行事を提供していきたいと思います。
(結び)
2025年7月7日 日々是森の里① 101歳の金言
私がサポ-ターをしている新人職員と一緒に何軒かの利用者さん宅に迎えに行っている車中での話。
新人Kさんが、今年101歳になった女性利用者さんと何気ない会話をしていたところ・・・
新人K「藤田さんって、(わたしへの)指導がとても厳しいんです」
利用者「それはね、あなたに見込みがあるからよ」
「どうでもいい人には、何も言わないわよ」
新人K「あぁそうなんですか~?(半信半疑)」
私は運転中、心の中で「そうなんですよぉ。助言してくださってありがとうございます」と叫んでいました。
新人Kさんは初めての就職で、今どきの若者です。元気いっぱいということはありませんが、素直で真面目に仕事に取り組んでおり、本当に教え甲斐があります。
私の思いをうまく伝えてくださり、利用者さんには、ただただ感謝するばかりでした。
(結び)
2025年6月26日 職歴兼自己紹介
福祉とは全く畑違いの職種から、ちょっとしたツテで介護施設に就職したのは、はるか昔のこと。
無資格・未経験・無知識ではじめた介護という仕事でしたが、その頃のことは未だにハッキリ覚えています。
デイサービスにて介護契約社員(大阪)から始まり、ステップアップのため新規立ち上げの介護予防型デイサービスの生活相談員(神奈川)に転職し、更に給料大幅アップのため他デイサービスの管理者(東京)に転職。
その後、未開の地である高知に移住してデイサービス森の里に入職し、1年後には介護職リーダーに任命されました。
様々な施設で経験して、現場からの改善提案を放置されてガッカリしたり、職員のことを駒のように扱って「嫌なら辞めたらいい。あなたの代わりはいつでも補充できる」と当時の施設長から言われたり、施設の方針を守らないで自分勝手な行動をする介護職員に手を焼いたり・・・、嫌な思いをたくさんしてきたものです。
そして何よりも、介護職の待遇は悪すぎる。その上、求められる仕事は多種多様で専門的な技術も欠かせません。離職率が高くなるのも、うなづけます。
しかし、介護の仕事を辞めようと思ったことは一度もありませんでした。
なぜなら、日々の利用者さんやご家族との関わりを通して、笑ったり楽しんだり感謝されることによって、介護の仕事が自身の心を豊かにしてくれたからです。
お金(給料)では得られないモノを、利用者さんのみならず共に働く同僚も含めた多くの人達からたくさんいただきました。
今後はこの充実した素晴らしい仕事を、新人職員はもちろん、まだ見ぬ新しい人財にも伝え広めることができたらなぁと思っています。
(結び)
2025年6月13日 介護における接遇②
さて実際に介護施設に就職して、「接遇とは何ぞや?」という状態で業務に臨みました。
先輩職員の仕事ぶりを見て思ったのは、介護の仕事で大切なのは接遇という概念ではなくコミュニケーション能力というものでした。
教科書通りの内容を頭に詰め込んで接遇を実践するというのは、なかなか難しいと思います。
接遇、接遇、接遇~と自身で考えすぎるよりも、先輩職員がどのように利用者さんとコミュニケーションを取ったり、利用者さんからの要望にどのような対応を行っているのかを見ることが重要なのだという考えに至りました。
先輩職員が日頃から接遇を念頭に置いて介護業務にあたり、新人職員のよき手本となれていたら、施設内で接遇が浸透していくのではないかと思っています。
(結び)
2025年6月2日 介護における接遇①
福祉関係の専門学校や初任者研修では、「介護における接遇」について、以下のように教わっているのではないでしょうか。
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「接遇」とは、おもてなしの心を持って相手に接するという意味を持ちます。
お客様によりよいサービスを提供するための技術で、円滑なコミュニケーションや信頼関係を築くために不可欠な要素です。
~介護の現場で接遇が求められる理由~
①利用者様の尊厳を守るため
②信頼関係を築き、安全に介護を行うため
~介護職員が接遇マナーを身につける利点~
①職場の雰囲気が良くなる
②自分自身の技術向上につながる
~接遇マナーの基本5原則~
①挨拶・声かけ
②言葉遣い
③表情・笑顔
④態度
⑤身だしなみ
~介護の現場で接遇を実践する際に意識すること~
①目線の高さを合わせる
②忙しくても傾聴の姿勢を忘れない
③適切な距離感
④接遇に「絶対」はない
⑤利用者様への思いやりの心を持つ
最後に、利用者様は一人ひとり性格や思考、好みが異なります。
一人ひとりと向き合って、その方のニーズを汲み取れるように、まずはしっかりと話を聞くことが大切です。
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何だか素晴らしい説明がなされていますが、介護の仕事をしていく自信がなくなりました(汗)
(続く)



















